"Implicit Grant"、"Authorization Code Grant"でのアカウントリンクの方法をお伝えしてきましたが<本来の使い方とは少し違う応用方法を今回はお伝えしたいと思います。
アカウントリンクではトークンやコードといった文字列をAmazon Echoに覚えさせることができました。
トークンやコードには特に制限は無く、基本的には何でも設定できます。 ということは、アカウント情報以外にも持たせることができます。
例えば、"Implicit Grant"形式でAlexaに話してほしいことを設定してみましょう。
まず、アカウントリンクの内容を喋るスキルを作成しておきます。 そのスキルのアカウントリンクのトークンに"クロスパワーはいい会社"と設定してやれば、その通り話してもらうことができます。
ただし喋らせる言葉を変える場合、スキルを一旦無効にして再度アカウントリンクをする必要があります。
他にもメールの設定内容など、データベースを用意しなくてもユーザーカスタマイズが可能になります。
アカウントリンクのログイン画面は開きなおすと入力内容が全て消えてしまいますが ただのHTMLなので設定内容を覚えておきたい場合は、 クッキーを使用して保存しておくことができます。
---まとめ---
・基本的にアカウントリンクはログイン情報を永続化するデータベースが必要な機能ですが 上記のように応用してやるとデータベース不要でユーザー個別のカスタマイズが可能になります。 ・アレクサに任意の言葉を伝えたいが Slotに列挙してやるしかない。と諦めていたスキルも、この方法なら任意の言葉を伝えることができます。