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AWS re invent

AWS re:Invent 2019のススメ

 

こんにちは。インフラ担当の taira です。

本記事では初めて re:Invent に参加した感想などを通じて、自分なりに感じた参加の意義や来年の参加を考えている方の参考になればと思います。

そもそも re: Invent って何するところ?

AWS を普段から活用されているエンジニアであれば re:Invent の概要はご存じかと思いますが、私は普段はオンプレからの移行やオンプレに近い構成の構築を担当することが多いため、当初 re:Invent はこんなイメージでした。

  • AWS がラスベガスで主催する一大イベント(お祭り?)
  • 基調講演ではお決まりの CEO の話があるよ
  • 多くの新サービスが発表されるよ
  • その他は・・・はて?

しかし実際に参加してみて分かったのは、「これは巨大な勉強会である」ということでした。
勉強の比重が高いため、営業畑の人が参加するメリットは薄いように思います。
(そもそも分科会講演(Session)は技術解説なので、AWS エンジニア以外には理解が難しい)

ただし、AWS が向いている方向や全体の熱量は体感できるので、その意味ではいいのかも。
参加経費をポンと出せるなら。。

では AWS エンジニアなら参加すべき?

これは文句なく参加がオススメです。後述しますが、普段の使いこなし度が低いほど参加する
メリットが多いと思います。

 

ただし、英語ですよ!

 

基調講演は日本語の同時通訳がありましたが、その他は全部英語です、当たり前ですが。
私にとっての本題である分科会講演を始め、それなりに英語のヒアリングが出来ないと
わざわざ参加するだけの価値があるかは疑問です。
英語が母国語ではない登壇者もいて、個人的にはインド系の方の英語は聞き取りやすい
反面、アメリカの方は早口な傾向があり、要点しか分かりませんでした。

 

※スライドも多用されますし、メモ代わりにスライドの写真も撮れますので、あとで
見直すことで復習は可能です。思ったよりも何とかなるな、という印象ではあります。
ただ、多少は聞き取れないと、ね。

 


スライドはこんな感じ

本題:参加して良かったこと

普段から各種の AWS サービスを利用している弊社クラウドチームと違い、私は普段は
まだまだオンプレが多い企業システムのクラウド移行などを担当しています。
これらの企業では運用も考えるとマネージドサービスの導入にも及び腰であり、
クラウド移行においてもオンプレの構成をそのままクラウド化したようなものに
なりがちです。

 

というのは言い訳でもあるのですが、要するに「AWS は好きだけど、普段使わない
サービスのことは概要しか分からない」というのが私の状況でした。
参加検討前の印象は「使いこなしている人向けの、より専門的な内容」でしたので
むしろ私のようなエンジニアが行くにはもったいないのでは、と思っていました。

 

しかし re:Invent の参加準備を進めると、むしろ「普段は深く AWS を利用して
いる訳ではない技術者にこそ向くのでは」と印象が変わりました。

 

re: Invent 2019 は 65,000 人以上の参加者を集め、各種セッション類は 3,000 以上。
その多くは分科会講演(Session)で、その内容はテーマごとの新機能紹介や使いこなし、
ベストプラクティスな構成の深掘りなどでした。

 

これらはそのサービスを普段から活用しているエンジニアにはよく知られている
ものも多いと思います。が、これからそのサービスを利用しようとする場合や、
利用してはいるものの基本的な部分しか使っていない場合には、とても参考に
なるし、示唆に富んだ内容でした。
言い換えると、新サービスや新機能を除けば、公式ドキュメントや Black Belt
Online Seminar などでも得られる情報ではあると思います。
ただ、私は普段こういったものを参照する時間がないため、集中して勉強できる
大変貴重な時間となりました。

 

なお、Session 以外にも Chalk Talk、Hands-on などがありました。
Session 含め、まとめると以下のようになります。

 

・分科会講演(セッション/Session)

これが一番多いタイプで、内容のレベルごとに 200 番台、300 番台、400 番台が
あります。200 番台が一番簡単で、AWS の資格で言うとクラウドプラクティショナー
レベルでしょうか。順にソリューションアーキテクトのアソシエイトレベル、
プロフェッショナルレベル、といった感じですが、400 のものでも温度差はあります。

形式としては完全に講義で、200 人程度が入れる会議場で講演者の話を聞く形です。
スライドが分かりやすく、写真撮影も出来るので一番とっつきやすいかと。
終了後には簡単な質疑応答の時間もあります。
ここでしか明かされないような情報はありませんが、新発表となる機能やサービスは
基調講演よりも詳しく説明されます。

 


セッションの様子

 

 

・チョークトーク (Chalk Talk)

少人数の Session 的なもので、講演者以外に 6 人程度の参加者、という形で開催され、
ホワイトボードを使って議論を進めていきます。
講演者とも話せますし、参加者同士での議論が出来ますので、他の技術者の疑問や
解決策は有益な情報となるのでは。
英語での議論となりますので、これが一番英語力が必要かもしれませんね。
(過去の日本人参加者の感想をググると、聞き専でも何とかなる模様。ただ、
もったいない)

 

・ワークショップ (Workshop)/ハンズオン(Hands-on)
講演者が用意した Cloud Formation などを使ったり、自分でテーマを選んで
「実際にやってみる」もののようです。
自分の AWS アカウントで試すのが基本のようですが、必要な分のクレジットは
会場で貰えるとのこと。
「やってみた」がその場で行え、分からない点は講演者や他の参加者と会話
できるということで、醍醐味として挙げる参加者も多かったように思います。

 

これら以外にも Builder’s Session で AWS のサービスを使った機械学習の
応用例を見たりできます。
(開発者がブースにいるので直接話を聞けます)

 

企業ブース(Expo)は展示会ですね。各ベンダーが工夫を凝らしたミニゲームを
やっていて、勝つと豪華景品がもらえたりします。
VR ゴーグルをもらえるブースには人だかりが出来ていました。

 


Expo のようす

 

総合的な感想:AWS がもっと好きになる!

Session 類を除くと、re: Invent の目玉と言えるのが基調講演(keynote speech)です。
CEO の Andy Jassy は AWS が力を入れている分野の活用例(各企業のトップが登壇)や
新サービスの発表、それによりどんなことが可能になるかを雄弁に語ります。
私は当面携わることはなさそうですが、機械学習のサービス拡張には非常に勢いが
あると感じました。また、コンテナについてはマネージドサービスがどんどん拡張され、
活用できれば非常にパワフルで柔軟性に富んだシステムを作れそうです。

また、CTO の Dr. Werner Vogels は今年は Nitro システムの内部(behind-the-scene)の紹介がとても
興味深いものでした。よりオーバーヘッドが少なく、高速にスケールし、
よりセキュアなシステムとして Nitro が開発されたことが分かります。

 


Nitro の内部について語る Dr. Werner Vogels

 

これらは内容もさることながら、演出や雰囲気が音楽フェスのようで、とても
リラックスした感じです。開演前は DJ がパフォーマンスし、初日の keynote のような
夜の開催ではアルコールが無料で配られます。

 

 


DJ のパフォーマンス

 

海外のイベントに参加すること自体が今回が初めてなので、これがアメリカ的に
普通なのかは分かりませんが、一つ言えるのは AWS が現在非常にパワフルで、
勢いがあると言うことです。

こういったトレンドが分かったり、それを推し進めていく AWS の巨大なパワーを
目の当たりにすると、もっと AWS への理解を深め活用していきたい!という
気持ちになります。

日本からの参加となると費用面、英語面の壁がありますが、来年もぜひ参加したいと
思える一週間でした。

 

なお、海外旅行慣れしていない人向けの記事を別途作成いたしました。そちらも是非ご覧ください。
AWS re:Invent 準備編

 
このブログの著者