先月面白いWordpressのプラグインが公開されたので触ってみようと思います。
AWS for WordPress – WordPress plugin | WordPress.org
本プラグインはAWSのサービスの一つ「Amazon Polly」を使用し、記事を読み上げた音声をプログに乗せるプラグインとなっておりますが、特に小難しい設定や知識が必要ないので今までAWSを殆ど触っていなくても、アカウントさえ用意すれば簡単に導入出来ちゃいます。
また、Pollyの使用料も100万文字あたりに$4となっており、さらに最初の一年の間は一ヶ月あたり500万文字まで無料なので、あまり金額面を気にしなくても良さそうです。
Amazon Polly - 料金 aws.amazon.com
では早速導入してみましょう。
Pollyの権限設定
本プラグインで使用するPollyはAWSのサービスの一つなのでWordPressでPollyを使用する権限を与える必要があります。 AWSのサービスに対する権限等の管理は「IAM」サービスより行えますので、AWSにログインし、IAMコンソールへ移動しましょう。
今回プラグインに与える権限を設定する為、「ポリシー」を作成します。
JSONタブに以下を張り付けて権限を設定しましょう
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "Permissions1", "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:HeadBucket", "polly:SynthesizeSpeech", "polly:DescribeVoices" ], "Resource": "*" }, { "Sid": "Permissions2", "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:ListBucket", "s3:GetBucketAcl", "s3:GetBucketPolicy", "s3:PutObject", "s3:DeleteObject", "s3:CreateBucket", "s3:PutObjectAcl" ], "Resource": "arn:aws:s3:::audio_for_wordpress*" } ] }
こちらはPollyを使用する権限、及びクラウド上(S3)に音声ファイルを保存する時の為に必要な権限が設定されます。
「Review Policy」をクリックし、後は任意の名前、説明を使えて「Create Policy」をクリックし、ポリシーを作成します。
ポリシーを作成したら適用するユーザーを作成しましょう。
任意のユーザー名を入れ、「プログラムによるアクセス」にチェックを入れます。
既存のポリシーを直接アタッチをクリックし、先程作成したポリシーを選択しましょう。
後はユーザー作成するまで完了しましたらアクセスキーID、及びシークレットアクセスキーが表示されますので、 こちらをメモしておきましょう。
プラグインの導入
プラグインの新規追加より、Amazon Polly for WordPressをインストールし、有効化しましょう。 「polly」で検索をかけたらすぐ出てくるはずです。
最後にプラグインの設定より、先程メモしたアクセスキーとシークレットアクセスキーを入力し、 AWS RegionをAsia Pacific (Tokyo)、Voice nameをJapaneseに選択すれば設定完了です。
記事の編集を行いますと以下の設定項目が追加されていますので、「Enable Amazon Polly」にチェックを付けて公開しましょう。
「How much will this cost to convert?」をクリックするとその記事のPolly使用料とかも教えてくれるので便利です。
公開後、デフォルトの設定だと記事のタイトルの下に音声ファイルが表示されているはずです。