Amazon Echo のニューススキルを利用して自分で運営しているブログのRSSを配信する方法をお伝えします。 前回はAWSのLambdaやAPI Gatewayを使ってRSSを読む処理を作成しました。 今回はEchoから前回作成した処理を呼び出して、RSSを読んでみましょう。
Alexaの設定
Alexaにニューススキルを作成し、API Gatewayで作成したURLを登録していきます。 Amazon Deleveperを開きます。 https://developer.amazon.com/
“サインイン”を押してログインします。
ログインするか、アカウントがまだない方はアカウントを作成してください。 Alexaのスキルを作成するのはAmazon Developerというサイトで、AWSとは無関係なためAWSとは別のアカウントが必要です。 以下、アカウント作成をしてみます。
国などを入力していきますが、間違えても後で変更ができますので安心してください。
有料コンテンツがあるかどうかを指定します。有料コンテンツがある場合、登録が色々面倒なので、不要ならひとまず”いいえ”が良いです。
有料コンテンツがある場合、ここからさらに入力していくことになります。
今は有料コンテンツは不要なので、無料スキルとして話を進めます。
登録、あるいはログインすると”ダッシュボード”が開きます。 Alexaスキルを開発するため”Alexa”を選択します。
“Alexa Skills Kit”の”始める”を選択します。
“新しいスキルを追加する”を選択
“スキルの種類”は”フラッシュブリーフィングスキルAPI”を選択、 “言語”は提供する国を選びます。後で書きますがEchoのシミュレーターを使用するには英語である必要があります。 Echo実物を持っている場合は”Japanese”で大丈夫です。 “スキル名”は一度入力すると二度と変更できませんので注意してください。
対話モデルは”フラッシュブリーフィングスキル”には無いためそのまま”次へ”
“カスタムエラーメッセージ”はAPI Gatewayで作成したURLがHTTP STATUS 404(NOT FOUND)などを返した場合に読まれます。 “新しいフィードの追加”を押すとフィードの入力欄が出て来ます。 フィードとはコンテンツのことであり、この場合はニュースの内容のことです。
“プリアンブル”はアレクサを呼んだ時に、最初に返答してくれる言葉です。 語尾が決まっているので注意してください。 “コンテンツタイプ”は”テキスト”を選択します。URLの先にmp3がある場合は”オーディオ”にするようです。 “URL”にはAPI Gatewayで作成したURLを入力します。 “保存”を押すと保存できますが、まれにエラーになることがあります。その際は何度か”保存”を押してみてください。
保存ができたら”次へ”
“はい”のまま”次へ”行きます。 ここで”はい”にしていないとEchoやシミュレーターを使用してテストができないので基本的に”はい”にしといて損はないです。
“公開情報”は全て必須項目です。登録しなくても進めますが後で入力を要求されます。
アイコンは2種類のサイズが必要です。上で設定したアイコンと同じサイズの物と、縦横108pxの物が必要になります。
“プライバシー”は全部”いいえ”にしておけば大丈夫です。 課金機能は2018年に導入予定らしいので、今は無課金の設定にしておきましょう。
保存したら”Skills Beta Testing”を押してテストしてみましょう。
“テスターのメールアドレス”を入力し”テスターを追加”を押します。 ひとまず自分のメールアドレスを入力すればOKです。 このメールアドレス宛にテストメールが送られ、メールの手順に沿うことでAlexaアプリが起動してスキルをONにできます。
“テストを開始”を押したらメールを確認してみましょう。
テスト期間中は下記のような画面になります。 “招待用URL”へ飛ぶとブラウザ版Alexaアプリが起動します。が罠があります。 それは英語のスキルしかテストできないという罠です。なのでおとなしくスマホのAlexaアプリを使用してスキルをONにしましょう。
テストメールはこういった感じの内容で届きます。リンクをクリックすることでAmazon Alexaアプリが起動します。
作成したスキルが有効になっていることが確認できます
“アレクサ、ニュース”と呼びかけるだけで作成したスキルを呼んでくれると思います。 (動画の音量が小さいため、ボリュームを上げて再生してください)
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テストがOKなら一般公開してみましょう。 “Alexa Skills Kit”へ戻り”申請する”を押します。
申請結果は2段階あり、1段階目は動作さえしていればすぐにOKの返答がもらえます。 2段階目は著作権の侵害をしていないか等、色々な観点から審査しているようで、 返答まで1日は最低でもかかっている感じがします。
-----2017/12/21追記-----
申請後、ブログ責任者からのブログ内容の使用許可をもらい、使用許諾書を提出するようAmazonから連絡が来ました。 使用許諾書を記載し、Amazon Developersの問い合わせフォームから提出方法を聞き、 メールで使用許諾書を提出すると3日ほどで申請が通り、やっとで一般公開にたどり着けました。 申請が通ると次のようなメールが届き、Alexaアプリで確認できるようになります。