Amazon Connectでコンタクトセンターを作ろう

こんにちはnakadaです。

今日はAmazon Connectをご紹介します。
Amazon Connectがどんなサービスかというと、簡単にクラウドペースのコンタクトセンターを用意することが可能なサービスです。
音声自動応答(IVR)も簡単に設定することができ、Lambdaと連携することも可能です。
現在、利用できるリージョンは次の3つのリージョンになります。
アジアパシフィック(シドニー)
EU(フランクフルト)
アメリカ東部(バージニア北部)

今回は電話番号を取得して、電話を応答のところまでのとこを紹介します。

目次

リソース設定

今回は、日本の電話番号を利用したいので、シドニーリージョンを利用します。

 

必要な項目を入力していきます。

今回は発信と着信の両方をテストしたいので、「着信」「発信通話」ともにチェックを入れておきます。

 

問題なければ、デフォルト設定のまま進めます。
進めていって、インスタンスの作成まで簡単に進められます。

「今すぐ始める」をクリックすると、Amazon Connectが開きます。
とりあえず、右上の言語設定から日本語に変更しておきましょう。

 

電話番号の取得

「今すぐ始める」をクリックすると、電話番号の取得ができます。
[Type]のところを[Toll Free]を選択すると、フリーダイヤルの番号を設定できます。
今回はテストでフリーダイヤルにする必要もないので、[Direct Dial]を指定してます。

これで完了です。

フロー作成

デフォルトの問い合わせフローを利用してもいいですが、今回は簡単なフローを作成して外部から電話の着信をしてみます。
次の2つのフローを作成します。
・顧客キューフロー
・問い合わせフロー

顧客キューフローは下のとおり。
次で作成する問い合わせフローからキューに投げられるときの設定を入れておきます。
とりあえず、「おつなぎします。」のループにしてます。
日本語でしゃべらせたいので、プロンプトのループの前に[音声の設定]を入れてます。

保存するときは、[保存して発行]にしておきます。
問い合わせフローはこんな感じです。
受け付けたら、顧客キューに入れてます。[キューへ転送]の処理の前に[顧客キューフローの設定]
で、さっき作成した顧客キューフローを指定しています。

これも保存して発行しておきます。
最後に作成した問い合わせフローを電話番号に紐付けします。
[ルーティング]-[電話番号]から設定を変更したい電話番号を選びます。

[問い合わせフロー/IVR]を作成した問い合わせフローに設定しておきます。

 

 

これで準備は終わりです。
PC側のソフトフォンを[Available]にしておきます。

ソフトフォン側で受信したことを知らせてくれます。
[通話を受信]をクリックすると、通話できます。

 

どうだったでしょうか。今回は電話を受けるだけですが、簡単に設定ができたと思います。
ユーザの入力によって、フローを変えたりすることもできるので、次回はそのあたりを紹介いたします。

 

 

 

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